Fucking~言いたい事も言えないこんな世の中は~

 

僕は駅のホームで電車を待っていた。

 

 

すると斜め前にいた女子高生二人の会話が聞こえてくる。

 

死にたい、苦しい、辛い、などのネガティブ発言満載の会話。

 

おいおい、こいつらネガティブキャンペーンを周りの人間に押し付けようとしてんじゃねーのか?

 

実にけしからん!

 

罰としてスケベな眼差しの刑に処す。

 

なんてね、

 

普通だったらそうなるんですけどね、

 

心優しい僕は、

 

純粋に彼女たちが心配になりました。

 

もし電車が来たと同時に彼女達が線路に飛び込んだら、、、

 

考えただけでも胸が苦しくなります。

 

今 自分に出来ることは何か?

 

必死に考えた挙句、

 

僕は彼女たちに声をかけることにした。

 

真実を伝えたくなったからだ。

  

 

 

君たち、ちょっといいかな?

 

若い時は視野が狭いうえに、自分の置かれてる環境が全てだと思い込んでしまいがち。

 

でも実際は違う。

 

今 自分たちが見ている景色は世の中のほんの一部でしかない。

 

そして大人になったらいくらでも環境なんて変えられる。

 

会いたくない人には会わなくてもいいし、

 

世の中の常識に生き辛さを感じたら海外で暮らすのもいい。

 

重要なのは、

 

自分で考えて、

 

決断して、

 

行動して、

 

自分の価値を最大限に活かして、

 

好きなように生きるってこと。

 

そしてこれは簡単なようで実に難しい。

 

なぜなら日本の教育はこれと正反対だからだ。

 

多数が正しい!と言わんばかりの安っぽい正義を同調圧力で少数に押し付けてくる。

 

でもそんなの全部 嘘!!

 

あなた達は素晴らしい存在で、一人一人が好きに生きていいんだよ。

 

何が正解かは自分で決めることだからね!

 

重要なのはそこだよ。

 

僕がそう言うと、彼女達は大粒の涙を流して抱きついてきた。

 

急な展開に慌てる僕。

 

一部始終を見ていた周りのおばちゃん、リーマン達が僕を見ながら言った。

 

良く言った兄ちゃん!その通りだ!

 

そして拍手が起こる。

 

 

 

ふ~。

取りあえず僕のシュミレーションではこんな感じになるはず。

 

さて実際に声をかけるか!

 

僕は後ろから彼女達に声をかけた。

 

僕: ちょっといいかな?お嬢さんたち。

 

女子高生:・・・・・・・・・

 

あれ?声が小さかったのかな?

 

そう思った僕はさっきよりも大きな声で話しかけた。

 

しかし、やはり反応が無い。

 

もしかしたら照れてるのかな?

 

そう思った僕は取りあえず人生について語った。

 

僕:人生っていうのはさ、

 

女子高生:、、チッ!

 

初っ端からデカめの舌打ちされました。

 

しかし人生のパイセンとしてここで怯むわけにはいきません。

 

僕:君たちが思ってるよりも素敵な、

 

女子高生:チッ!マジウゼェ、、、キモいんだよ、、

 

豆腐メンタルの僕は、リアル女子高生のキモいというパンチラインにやられました。

 

僕のシュミレーションでは味方してくれるリーマンも、あいにくスマホのゲームに夢中。

 

おばちゃんに至っては僕をチラ見しながら駅員とヒソヒソ話をする始末。

 

明らかに僕を変質者扱いしている。

 

周りにいる他の奴らの反応もクソで、

 

あいつ、いやらしい目で女子高生にブツブツ言いながら絡んでるよ!的な目でみてきました。

 

まぁ実際そうなんですけど。

 

いや、

 

決していやらしい目では見てないんですけど、、

 

ロリコンでスケベな頭のおかしい奴!

 

そんな目で見られました。

 

客観的に見て、

 

僕以外全員敵!って感じでしたね。

 

なんならもう、

 

僕が線路に飛び込んでやろうかって気分になりましたよ、、、、

 

、、、、、

 

最終的に僕が何言いたいのかっていうと、

 

 

日本はおじさんに厳しくね?って話。

 

 

 

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