逆転の発想が過去のインフルエンサーを呼ぶ②

 

~前回までのあらすじ~

美と醜の逆転を希望する主

それを阻止する為紫式部と清少納言登場

平安美人は現代のブスと証拠を見せ力説する主

納得したお笑い担当の紫式部撃沈

残った清少納言と主の対決 ←今ここ

 

   

   

「ふん!所詮はプライドの高いインテリ!メンタルは豆腐レベルにもろいってことね。 」

 

崩れた式部を見ながら納言が吐き捨てた。

 

僕「へ~、あんたもプライド高そうな豆腐メンタルに見えるけど、違うっての?」

 

納言「ウチも豆腐メンタルやけど、木綿やから!式部は絹ごしやねん!」

 

納言は頬を膨らませ、プイっと不機嫌そうに首を振る。

 

次の瞬間、フローラルフルーティーな香りが僕の鼻を刺激した。

  

この香りは、モイスチュア シャンプー の MA CHERIE(マシェリ)!!

  

、、、こいつ、

相当できる!!

 

僕は一気に納言を警戒した。

 

その理由は3つ。

  

①プライドの高さを認めつつ弱さも見せる

②ぶりっ子をしながら、女子特有の匂いで挑発

③市販の物(シャンプー)を使って庶民感を演出

 

これはオタサーの姫がよく使う手法。

僕自身さんざん騙されてきた。

過去のトラウマが一瞬 僕の頭をかすめる。

 

その一瞬の隙を、

納言は見逃さなかった。

 

 

 

  

速い!いつの間にか僕の射程距離に、

 

しかも手まで握って、、

 

こいつ、

 

“ 近距離スキンシップ型 ”

 

オタサーの姫の王道タイプ!

 

ヤバい!

いつも騙されるパターンのやつ、

このままじゃ納言のペースに持っていかれる!

何とかしないと、、

 

 

テンパる僕に、更に納言が仕掛ける

 

  

 

 

ゼロ距離射程からの乙女コンボ!

 

 

必然、

  

僕の心はときめく。

  

 

 

   

  

続き→逆転の発想が過去のインフルエンサーを呼ぶ③

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