二度と行かない本屋

どうも佐藤イチローです。

先日、地元の本屋に行きました。

特に欲しい本があるわけでも無いんですけどね。

今日は知的ぶるぞ!

そういう気分だったので、とりあえず世界遺産のコーナーをウロウロしてました。

ちょうど美人なお姉さんが通りかかったので、僕は眼鏡に手をやり呟いた。

ピサの斜塔か~、昔調べたな~。

僕の中で、それっぽい場所で、それっぽい感じに、それっぽく呟けば、それっぽく見られるんじゃないのか?っていう考えがあるんですけど、お姉さんの反応を見たところ、僕の勘違いだったみたいです。

というか、むしろ変な目でジロジロ見られました。

クズを地で行く僕は、

フン!お高くとまりやがって!とクズオーラ全開のヴァイブス状態。

ちょうどその時、僕の足に何かがぶつかった。

最初はお姉さんが、僕の悪態オーラに気づきローキックでもしてきたのかな?って思ったんですけど、よく見たらぶつかってきたのは子供でした。

暇なのか何なのか、僕の周りを騒ぎながらウロチョロしてます。

しかも何でか知らないけど、ちょいちょい僕を蹴ってくる始末。

こういうのって最初のうちはいいんですよ。

ただ、それがどんどん続いてくると、流石にウザくなってきます。

ふ~、このガキ相当ウゼェな、親は何やってんだよ!

そんなことを考えてた矢先、さっきのお姉さんが口を開きます。

静かにしな!おもちゃ買ってあげないよ!!

は~いママ!

えッ?

母親テメェかよ!と思ったと同時に僕はイラついた。

そもそもですよ、目の前で自分の子供が赤の他人に蹴りいれたら、 すいません!とか、 ごめんなさい!の一言あるでしょ!

それが おもちゃ買ってあげないよ!って、、、

さすがにナメすぎw

テメェがこのクソガキに買ってやったおもちゃ、目の前で真っ二つにしてやんよ!的な感じで、ブラックな佐藤イチローが顔を出してきた その時、父親登場。

甘いマスクに眼鏡をかけた、知的オーラ全開の出で立ち。

どうやら父親はまともそうだな。

そんな僕の考えが、この後  一笑に付されます。

さっきから見てたけど、元気良すぎるぞ!そう言うと父親は子供を抱きかかえた。

そして僕を見ながら満面の笑みでこう言った、

うちの子、蹴り強いでしょ!?

はっ!?

さすがの僕も激おこぷんぷん丸状態です。

僕:テメェのガキが人様に蹴りいれて、謝罪の一言もねぇのかよ?

父:そんなに怒ります?子供がしたことですよ!

僕:ガキのしつけがなってねぇ。こっちが足ケガしてる状態で傷が悪化したら、テメェどうやって落とし前つけるつもりだよ この野郎!!

父:不当な要求には屈しません!子供の前で汚い言葉を使わないでください!

そう言うと、その家族は被害者面して、そそくさと僕の前からいなくなりました。

まぁ、なんていうか、確かにあの時の僕はいつも以上に口が悪かったですね。

理由は簡単です。

ダンカンこの野郎!世代で、二日前に見たアウトレイジに影響されてたからです。因みにですが、ちょいちょい語尾にこの野郎をつける奴は、高確率でこの可能性が高いです。

子供の前で汚い言葉を使ったのは、確かに僕が悪いです。

それにしてもふざけた家族ですよ!

そこら辺にいる、ヤンチャそうな中学生達に一万円渡して、あそこにいる男(さっきの父親)ボコボコにしてきなさい!

って命令して、ボコボコにしてやりたくなりましたね。

そんで、さっきの父親が被害者面してきたところを、

そんなに怒ります?子供がしたことですよ!

って言ってやりたくなりました!

実際そんな外道なことしないですけどね。あの父親自身がされた時、どんな対応するのかちょっと気になったのは事実。

あと気づいたのが周りの反応です。

口が悪くて顔面偏差値が低い方が、必ず悪者にされる、それを肌で感じましたね。

甘いマスクのインテリ>口悪いちょいブス男

場の空気が自然と、この構図になってました。

これ、不細工不利じゃね?

ガキの時から感じていたことですが、これがリアル。

世の中理不尽過ぎる、そう思った僕に店員が近づいてきた。

僕はふと思った。

さっきの一部始終見てました。お客様は悪くなかったですよ。

そんな温かい言葉をかけてきてくれるんじゃないのかと。

しかし現実は違いました。

店員:お客様同士のトラブルで騒がれるのは他のお客様に迷惑が掛かるので今後気をつけてください。

いやいやいやいやお前バカかと、

騒いで迷惑かけてたのはあのクソガキで、それを注意できないクソ親を僕が注意しただけだぞと。

そもそも騒がれると迷惑とか言うんだったら店員のあんたらがあのガキを注意するべきだろと。

まぁいろいろと言ってやろうかと思ったんですけどね、僕を注意してきた店員、

めっちゃ不細工なんですよ。

圧倒的不細工<口悪いちょいブス男

明らかな格下。今回ばかりは流石に負ける気がしません。

そもそも筋違いの圧倒的不細工を相手にした時点で、僕の漢としての価値が下がります。

こいつも不細工理由に損な人生を歩んできたんだな、そう考えると自然と大人の対応せざるを得ません。

僕:騒いですいませんね。

紳士的な対応をしました。

その後いろいろな本をチェックして回りました。

そろそろ帰るか、そう思ったその時、とんでもない光景を見てしまいました。

なんとさっきの不細工店員がそこそこ可愛い店員と隅の方でイチャイチャしてるじゃないですか!

しまいには、あの不細工店員が女の子の頭をポンポンする始末。

おい不細工ちょっと待て、女の子に頭ポンポンする男っていうのは前提条件としてイケメンに限られているんだぞ!

そう思いながら僕は本棚に身を隠し彼らを観察した。

するとポンポンされた女は顔を真っ赤にして言った。

も~先輩、勘弁してくださいよ~。

こっちのセリフなんだけど、、、

そう思いながら僕の頭の中では何故かYUIのCHE.R.RYが流れていた。

製作費が無い為しょうもないキャストで作られたB級恋愛映画を見せられた気分になった僕は、

こんな本屋二度と来るか!!

そう言い残し帰宅した。

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