エレベーター内のマナー違反者に対する対応

なめてんじゃねーよ!!

僕は切れた!

事の発端はエレベーターに乗った時だった。

僕が一番最初にエレベーターに乗り、次にお爺さんが乗ろうとした。

僕はエレベーターの開くを押して、お爺さんをエレベーター内に丁重に招き入れようとした。

しかしエレベーターの扉は僕の気持ちとは裏腹に閉まる気満々だったのである。

何扉閉めようとしてんだよ!!的な表情を浮かべながらお爺さんは仏頂面でエレベーター内に入る。

はぁ?

一瞬僕もスイッチが入りそうになったけどここは堪える。

僕の中でお爺さんという呼び名からジジィという呼び名にシフトチェンジした瞬間だった。

いや~開くのボタン押してたのに扉が閉じる事もあるんですね!

自分は無罪で開くのボタン押してましたアピールする僕!

、、、ブッ!

えっ?

状況説明してフランクに話しかけた僕に対して無言で屁をこくジジイ!

さすがにナメ過ぎでしょ!

まぁ僕も34歳のいい大人!

この手のしょうもない人間には関わるだけ無駄っていうことを知ってます。

そう思った矢先、殺人的な臭いが僕の鼻をついてきた。

その瞬間僕は切れた!

おい!!!

さすがにマナーは守れよ!

あんた俺がわざと扉閉めたと思ってんだろ!

俺に対する当てつけにシカトしながら屁コクのはおかしくね?

マジギレした僕はジジイに言った。

するとジジイは、

すまんの~年で肛門が緩くなってしもうての~

年寄りあるあるで反論してくるジジイ!

、、、まぁ年だし確かにしょうがない。

ブッ

そう思った矢先に本日密室での二発目の屁。

えっ?

流石に嘘だろ?

そう思った僕の鼻を再び悪臭が襲う。

紛れもない事実のようだ。

僕はふと思った。

あれ?

この感じって、、、

僕は思い出した。

最近見たセクシービデオに、このシチュエーションに酷似しているシーンがあったからだ。

それは義父を介護する若妻が、年寄りを理由に義父にいいように言いくるめられ、最終的にスケベなことをされてしまうというものだ。

フ~!

僕も数々の悪党を見てきた(画面越し)!

しかし弱者を装った強者ってのは一番タチが悪い!

僕の右腕に封印した黒龍が囁く。

「殺るなら今だぞ」と。

チッ!とんでもないモノを封印しちまったぜ、、、

その時エレベーターが止まり親子連れが乗り込んできた。

40歳くらいの母親と幼稚園くらいの子供だ。

お爺さん久しぶり!

無邪気に挨拶する子供。

ジジイに会釈する母親。

どうやらこのジジイと親子は顔見知りらしい。

流石のジジイも屁ではなく普通に挨拶する。

子供が僕を一瞬だけ見て言った。

おなら臭い。

ジジイが僕をチラ見して子供に言う

そんなこと言っちゃダメだよ!と。

そして母親は僕に向かって「すいません」と会釈した。

、、、、、、、なんなんこの流れ!?

まるで僕が屁をコいたみたいな流れになってるけどおかしくねぇ?

そんなこと言っちゃダメだよ!

ってこっちのセリフだろォーが!糞ジジイッーーー!!

何さり気なく屁コいたの自分じゃないんです!!アピールしてんだよ糞ジジイが!!!

ババアもババアでいい加減ジジイのケツからなんか臭ぇオーラ出てんな!みたいな感じで気づけよ!

感じ悪ぃーし空気悪ぃーし狭い空間に閉じ込められて最悪だわ!!

すると子供が再び僕を見だして母親に言った。

何であのおじさん腕に黒いタオルなんて巻いてんの?変なの~。

すかさず母親が子供に言う。

シッ!見ちゃダメ!!

、、、マジで最悪なんですけど、、、。

休日に自作のオリジナルキャラのコスプレを楽しむという、

僕の趣味をクソガキに馬鹿にされた瞬間です!

僕がしていたコスプレ

三黒龍の使い手

普段は普通の高校に通う学生

右手に巻かれた黒い布(魔導布)により黒龍を封じている

黒龍召喚方法 魔導布を外し「唸れ黒龍正義の名の下に」と呟く。

以上オリジナルキャラ説明終了

それにしても、エレベーターに乗っただけでここまで酷い扱いを受けるとは思ってもいませんでした。

フ~

深い溜め息を吐いた僕は右手の黒い布をとり、呟いた

唸れ黒龍正義の名の下に‼

召喚成功!

奴らを踏みつぶせ!

フ~、、、

とりあえず妄想の中で全員潰しました♡

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする