どうも佐藤イチローです。
先日、私情で電車に乗りました。
僕が乗り込んだ時間帯が、帰宅ラッシュということもあり車内は大混雑!
手すりにつかまりたくない僕は、扉脇のスペースを運よく陣取ることに成功。
そんな僕の前に、イヤホンをつけた常夏スタイルの青年が軽く寄りかかってきました。
満員電車ではお馴染みの光景です。
ですが夏という事もあり、汗だくの人に寄りかかられるのは少々不快です。
早く車内空かないかな~
そんなことを考えてる内に電車は大きな駅に到着しました。
大勢の人が降りたため、さっきまでの混雑が嘘のように空く車内。
ここで僕は異変に気づきます。
目の前の常夏野郎は、車内が空いているのにも関わらず、僕に寄りかかったままなのです。
しかも、小刻みに動きながらもピッタリくっ付いて、僕から離れる素振りすらみせません。
スラムダンクでいうとこの、
❝ ディフェンスに定評のある池上 ❞ みたいな感じで、僕をピッタリマークしてきます。(ちなみに池上は陵南の三年生)
、、、今試合中じゃねぇんだけど。
、、、重心低めにプレッシャーかけてきやがって!
元バスケ部の僕は、常夏野郎の後頭部を見つめながらイライラしてました。
すると次の瞬間、常夏野郎の携帯のディスプレイが偶然目に入り込んできたんです。
なんとそこに映っていたのは、
スラムダンクのアニメだったのです。
やはりコイツッ! ディフェンスに定評のある池上に影響されて僕にこんな仕打ちをッ!!!
点と点が線で繋がりました。
宮城リョータ派 の僕からしたら、池上など脇役もいいところです!
しかも僕は知っています。
物語の終盤になると一つ下の福田吉兆が登場し、池上がスタメン落ちすること、調子がいいのは前半だけで、後半は脇役以下の存在だってことも!
所詮はこの常夏野郎もその程度の存在。
たしかに最初は寄りかかられてイライラしてました。
しかし相手はただの池上厨!
宮城リョータ派の僕からしたら相手する必要も無い格下。
思う存分、僕に寄りかかっていいですよ!っと余裕の表情を浮かべてやりました。
それと同時に常夏野郎の電話が鳴ります。
どうやら、これから会う人物からの連絡みたいです。
もう着くから!とかそんなことを話しています。
そして次の瞬間、常夏野郎から信じられない言葉が発せられます。
やっぱスラムダンクは流川が一番っしょ!
!?
池上厨じゃないだとッッ!!
思わず声を出してしまう僕。
すると常夏野郎は電話片手に後ろを振り返り、
ウワッッ! 壁かと思ったら人だった!!
と、人の事を壁呼ばわりする、失礼極まりない発言を僕にしてきました!
壁なわけねぇだろ!!と説教しようとした瞬間、扉が開き常夏野郎はそそくさと降りていったのでした。
そして周りの乗客からは、あいつ壁らしいよ!?的な視線が僕に向けられます。
、、、、、、、、
しばらくの間、僕は壁になりました。